妊娠中の腹痛

妊娠初期に腹痛があるのは珍しい事ではありません。だんだん大きくなっていく子宮が、周りを圧迫し、子宮を支える靭帯が、急激に伸びることで腹痛を感じます。

 

また、妊娠中は子宮に腸が圧迫されるため、便秘になりやすく、そのために起こる腹痛もあります。
≫妊娠中の便秘の解消法
上記の腹痛に大きな心配はいりませんが、妊娠初期には危険な腹痛があります。


流産の心配がある腹痛

妊娠初期の12週までは流産しやすい時期なので、12週までの腹痛は安易に考えず、もしかしたら。という危機感を持つ事も大事です。
具体的に以下のような腹痛や症状がある場合は流産の可能性のある腹痛です。

子宮が締め付けられるような腹痛
ズキズキと下腹部に激しい腹痛がある
腹痛が長時間継続している

さらに、

出血がある
体温が急に下がる
つわりやお腹の張り等妊娠初期症状がなくなる

といった症状を伴う場合は要注意。
痛みがどんどん強くなるような場合には、すぐに医師の診察を受けてください。
≫妊娠初期は流産が怖い

流産を体験されたママの体験談

M・Mさん
夏の初め頃に妊娠が発覚しました。結婚した直後で、退職も決まっていましたが、仕事がまだ片付いていなかったため大慌てで仕事の引き継ぎなどを進めていました。ある夜、シャワーを浴びようとした時に少し出血しているのに気がつきました。でも夜中だった事もあり、このぐらいなら大丈夫だろうと思いそのまま寝ましたが、朝方に立つ事も出来ないくらいの下腹痛と腰痛に襲われ、大出血になってしまいました。慌てて夫婦揃って会社に休みの連絡を入れて病院に駆け込んだところ、前回の検診では順調だったのに、エコーで全く赤ちゃんが確認できないと言われてしまいました。その日のうちに手術になってしまい、私はただひたすら泣き続ける事しか出来ませんでした。

 

S・Kさん
2人目の妊娠でした。1人目の時には感じた事のない、子宮がぎゅうと締め付けられるような痛みを感じた気がして、さらにうっすらとした出血。病院に電話で相談しましたが、安静にして様子を見て下さいと言われました。1時間程度で済む予定だったので、仕事へ行き、帰宅すると、さっきより強い痛みがまた起こりました。夫に食事の支度をお願いして横になっていましたが、お腹に違和感を感じてトイレに行くと、大量の血と一緒に塊が流れていくのが分かりました。パニックになりかけながらも病院で見てもらいましたが、もうお腹に赤ちゃんはいませんでした。

子宮外妊娠の腹痛

通常、受精卵は子宮内膜に着床するのですが、
子宮外妊娠とは、それ以外の場所に着床してしまうことを言います。

 

検査薬や病院での妊娠検査も陽性を示しますが、
エコー検査で胎のうは確認できません。

 

卵巣や腹腔内、子宮頸管内に着床することもありますが、ほとんどの場合が細い卵管に着床してしまい、8週〜9週までに卵管破裂起こし大変危険です。

 

卵管が破裂してしまうと、内臓全体の激しい腹痛と大量の出血で身動きがとれず、
命も危険にさらすことになります。

 

子宮外妊娠と判明してしまったら、
卵管破裂を防ぐために早急な処置が必要です。

 

卵管内のため、赤ちゃんが成長するにつれ腹痛が増すことが多くなりますが、
エコー検査をしなければ、症状から子宮外妊娠と判断するのは難しいのです。

 

子宮外妊娠を放置してしまうと本当に危険です。
妊娠検査薬で陽性反応が出たら、
然るべきタイミングで医師の診察を受けるようにしましょう。
≫妊初期症状まとめ

婦人科系の病気の可能性

妊娠が原因となる以外の腹痛として、婦人科系の病気が挙げられ、
妊娠中の定期検査によって、子宮筋腫卵巣腫瘍が見つかる場合があります。

 

この場合、治療など医師との相談が必要不可欠で、胎児や母親の命も危険になる可能性もあります。
少しでもおかしいと感じたら、すぐに医師の診察を受けましょう。


おかしいと思ったらすぐ受診

以上、妊娠と腹痛は切っても切れないものです。
必要以上に怖がる必要はありませんが、
妊娠中だからと言って腹痛があっても大丈夫、
ネットでは大丈夫書いてあったので我慢しよう、とは思わないでください。
≫インターネットの情報は嘘だらけ!?

 

自分の体に敏感になり、併発してる症状はないか、心当たりはないか。
危険はしっかりと避けましょう。
心配な事がある場合は、しっかり医師に相談するようにしましょうね!