葉酸の摂取時期って

2000年(平成12年)に厚生労働省が葉酸摂取を勧めるようになり、
その後、母子手帳にも記載されるようになりました。

 

このような取り組みのおかげで、
妊娠中には葉酸が必要という理解は深まってきましたが、
では実際のところ、どの時期にどれくらいの量の葉酸を摂取したらいいか、
みなさんは正しく理解していますか?

葉酸だったらなんでもいいの?

厚生労働省発表の「日本人の食事摂取基準(2015年版)」では、
“妊娠を計画している女性、または、妊娠の可能性がある女性は、
神経管閉鎖障害のリスクの低減のために、付加的に400μg/日の
プテロイルモノグルタミン酸(葉酸のこと)の摂取が望まれる”
と記載されています。

 

ここで注目したいのが、
わざわざ「プテロイルモノグルタミン酸」と記載されているというポイントです。

 

食事から摂取した天然葉酸
プテロイルポリグルタミン酸(似てるけど違うよ!)」は、
体内で「プテロイルモノグルタミン酸」に変換され吸収されますが、
その段階で、約半数が吸収されずに体外へ排出されてしまいます。

 

一般的に合成葉酸と呼ばれる
「プテロイルモノグルタミン酸」を直接摂取できるのは、
食事ではなくサプリメントなんです!

 

また、胎児の先天性異常に効果があると認められた研究では、
全て合成葉酸が使われていて、
天然葉酸での研究結果の発表はされていないのです。

 

つまり、厚生労働省はサプリメント(健康補助食品)からの
400μgの葉酸摂取を推奨しているわけですね。
≫オススメのサプリはこちらから

妊娠したい!そう思った時が始めどき!

もう一つ重要なポイントは“妊娠を計画している女性、
または、妊娠の可能性のある女性“。
そうなんです。「妊娠が分かったら葉酸を飲みましょう!」ではないということ。

 

葉酸の摂取で、一番重要な時期は妊娠3カ月(8〜11週)までと言われ、
ちょうど胎児の脳や脊髄が作られ、先天性の異常が発生する時期でもあります。
この時期に、母親の体内に十分に葉酸が満たされている必要があります。

 

しかし、妊娠検査薬が反応するのは、一般的に妊娠5週目からと言われています。
計画していない妊娠だったり、生理周期を把握していない方は、
気が付いた時にはもう3ヶ月目前、もしくはもう過ぎていた!
なんてこともあるんじゃないでしょうか?(実は私もそうでした…)

 

だから!
厚生労働省は“妊娠を計画している女性、または、
妊娠の可能性のある女性“と記載しているわけですね。

 

妊婦さんじゃなくても、葉酸は身体に必要不可欠な栄養素。
特にお酒を飲む方は、
葉酸の摂取で心臓発作のリスクを75%も下げられるという報告もあります。
また、葉酸は貧血気味や疲れやすいなどの症状にも効きます。

 

積極的に「妊娠がしたい!」という方でなくても、
普段の生活から十分な葉酸の摂取を心がけていきたいですね!
≫効果的な葉酸の摂取方法


妊娠前に葉酸を飲んでなかったら危険!?

いいえ!!そんなことはありません。

 

妊娠の1ヶ月前〜妊娠初期に葉酸を摂取していなかったからといって、
かならず先天性障害を抱えた赤ちゃんが生まれますよ、
なんてそんなことはありません。

 

普段の食事にも含まれているので、サプリを飲まなかったからといって、
過剰に不安になる必要はありませんし、
葉酸は妊娠中〜授乳中まで摂取を心がけたい栄養素です。

 

とはいっても後悔だけはしたくないですよね。
気が付いた時にすぐはじめましょう!


授乳中にも葉酸は必要不可欠

出産したからと言って、葉酸が必要無くなるわけではありません。

 

葉酸は、血液や細胞を作るのにとっても大事な栄養素、
生まれたばかりの赤ちゃんにとって、
唯一の栄養がママの血液から作られる母乳です。

 

ママの血液が不足したり、貧血だったりすると、
栄養価の低い母乳になってしまったり、出が悪くなったりしてしまいます。

また、ママも赤ちゃんに栄養を与えなければいけないので、
葉酸は不足しやすい状態になります。

 

厚生労働省も、授乳期の女性にも1日340μgの葉酸摂取を勧めています。
(成人女性の推奨量は240μg)
≫今さら聞けない葉酸の基礎知識


産後の子宮回復にも役立つ!

さらに!葉酸はお産で傷付いた子宮の回復にも役立つんです!

 

出産でダメージを受けた子宮の細胞分裂を助け、
また葉酸によって母乳がしっかりと作られると、
赤ちゃんが母乳を飲む際にママに分泌される
「オキシトシン」が子宮収縮促進を促し、
子宮の回復につながると言われています。
≫産後の回復が早い!無痛分娩って何?